フィリピンで「子ども月間」をお祝いしました!
11月はフィリピンの「子ども月間」でした。今年のテーマは、「Break the Prevalence, End the Violence: Protecting Children, Creating a Safe Philippines!(暴力の蔓延をなくし、終止符を: 子どもたちを守り、安全なフィリピンをつくる!)」。現地では、子ども月間にあわせて、様々な活動を行いました。
カビテ州では、地域の子どもたち・ユースの組織がオンライン講座を開催。いじめ、オンラインでの性搾取、防災・減災などの5つのトピックが取り上げられました。元チャイルドの大学生などが講師を務め、いじめの件数や近年増えているいじめの種類、災害の起こりやすい地域など、実際のデータに基づきながらも、子どもたちにも分かりやすく知識を深められる内容となっていました。
そして、子ども月間の集大成として、いくつかの支援地域で啓発パレードが行われました。カビテ州では、総勢206名の子どもたちとその家族や関係者が参加しました。パレードは、なんと朝6時からスタート!およそ1.3kmの道を子どもたちが練り歩きました。
東ミサミス州では、子どもの権利を訴えるポスターや「#SPEAK OUT!(声をあげよう!)」などのスローガンを掲げて、子どもたちが声をあげました。
地域に向けて子どもたちが直面している課題や要求などを訴えて啓発を促すだけでなく、子どもたち自身も団結し声をあげることの大切さを学ぶ機会となりました。
さらに、オーロラ州では、今年の子ども月間のテーマをもとにした絵画コンテストも開催。子どもたちは、自分の考えを思い思いにデザインにして描いていました。
チャイルド・ファンド・ジャパンでは、こうしたイベントを通して、子どもたちに積極的な社会参加を促すとともに、地域全体の子どもの権利の向上を目指した啓発活動を続けていきます。