はじめまして。
チャイルド・ファンド・ジャパンの
石田と申します。
突然ですが、あなたは
「フィリピン」と聞いて
どんなことを思い浮かべますか?
スーパーに並ぶバナナ、セブ島のビーチ。
オンライン英会話を思い浮かべた方も
いるでしょうか。
私たち日本人とも
関わりの深いフィリピン。
ですが、そのフィリピンに、
26万人が暮らす巨大な「スラム」が
あることをご存じでしょうか?
今日は、私がそのスラムで
目の当たりにした
現実をお話しさせてください。
発展の影にひそむスラム街
高層ビルが立ち並ぶ首都マニラ。急速に発展する都市の姿を横目に、私は近郊にあるスラム街へ向かいました。一歩足を踏み入れると、そこには家屋などが密集する混沌とした世界が広がっていました。
海が隣接するこの地域。多くの人が水産業で生計を立てていますが、最低賃金の四分の一になることもあるほど低収入。「スカベンジャー」と呼ばれる、ゴミで生計を立てる人もいます。
地域の様子とフィリップくんの家(音声はありません)
私が訪れたのは、10歳の男の子フィリップくん(仮名)の家。2階建ての家に暮らしていますが、その家は彼らだけものではありません。1つの家を、3つの家族で使っているのです。
フィリップくんたち6人家族が暮らすスペースは、わずか4畳半。トイレやシャワーはなく、部屋の一角にドラム缶を置き、濁った雨水を生活用水として貯めていました。
タクシーが向かった先は…
搾取される女の子
厳しいのは住居や家計だけではありません。とりわけ女の子にとっての大きな問題が性被害です。
同じスラム街に暮らす女の子クリステルさん(仮名)。「学校に通うための文房具を買うお金もないの」と話す彼女は、学校に行けていません。
16歳だったある日、彼女は友達にこう言われたそうです。
「男の人と会ってデートすれば、お金をもらえるよ」
「家計を少しでも助けたい。」そう考えたクリステルさんは、その誘いを受け、タクシーに乗りました。しかし、
「ホテルに行くなんて、知らなかったんです…」
性被害によるトラウマで、彼女は外に出られなくなってしまったそうです。
フィリピンの子どもたちが直面している困難は
これだけではありません。
フィリピンでは、110万人の子どもたちが働いているとされ、その中でも68万人は、子どもの健康や成長に有害な「児童労働」に従事しています※。
※Philippine Statistics Authority
子どもへの暴力が深刻なフィリピン。調査では、80%の子どもが暴力を受けた経験がある※と答えていて、さらに、年間で17,000件もの事案が報告されています。
※National Baseline Survey on Violence Against Children
子どもの性的画像を大人がネットで売る、ライブ配信する。こうした性被害が世界トップレベルに深刻です。年間47万人もの子ども、特に女の子が巻き込まれています※。
※Scale of Harm
ご支援者さまの声
実際にご支援いただいているサポーターの方にお話を伺いました
ボイス・サポーター
山下さま
子どもたちの
動画を見て、
支援が届いている
と実感しました。
ボイス・サポーターになると決めた理由を
教えてください。
途上国の貧困問題などに漠然と関心をもっていた中、「スラムの子ども支援」と紹介されていたので、興味をもちました。
一方的にお金を寄付するのではなくて、子どもレポーターの動画を通じて、現地の様子を知れるというところに魅力を感じました。
毎月1,000円から気軽に始められるところも、長期的な支援をする上での決め手になりました。
サポーターになって良かったことはありますか?
動画などを通して、現地の子どもたちを身近に感じられることです。また、動画に出ている子どもたちが、自分の支援によってより良い教育を受けられると思うと、支援が実際に届いているんだなと実感します。
ボイス・サポーターになることを検討されている方へ
メッセージをお願いします。
動画などから、スラムという環境の中でも、子どもたちが生き生きと生活しているのが伝わってきます。これからも、自分にできる範囲で続けて、地域や子どもたちの成長を見守るのがとても楽しみです。支援を始めるか迷っている方、まずは月1,000円から、一緒にボイス・サポーターをやってみませんか?
月1,000円からという始めやすい寄付額だったので参加しました。微力ですが、続けることで、子どもたちを支えることができればと思います。
(40代 為谷さま)
ウェルカム動画の中で、スラムの貧困について子どもたちの口から聞くことで、深刻さが伝わりました。それと同時に、明るくレポートする子どもたちを応援したいと思いました。これからの報告を楽しみにしています。
(40代 石川さま)
私にも子どもが3人います。たまたま日本に生まれた私たちは、恵まれた環境にいると思います。厳しい環境で生きる子どもたちの手助けができれば嬉しいです。
(40代 花井さま)
継続のご寄付をお願いする理由
「どうして継続の寄付が必要なの? 都度の寄付ではダメなの?」
皆さまからよくいただくご質問の一つです。
もちろん、都度のご寄付も大変ありがたいのですが、一方で、来年以降の収入の見通しを立てるのが難しく、支援の内容が短期的になりがちという面もあります。
子どもたちの状況を変えるには、中長期的な支援が必要不可欠です。皆さまからの継続のご支援があれば、中長期的な支援計画を立て、より本質的な支援を届けることが可能になるのです。
あなたもスラムの子どもを継続的に支える仲間になりませんか?
ボイス・サポーターになるご寄付の使い道
~あなたの支援でできること~
あなたの支援があれば、様々な支援を届けることができます。
例えば
月1,000円の支援で
76食分の栄養補助食を提供し、子どもたちに届けることができます。
貧困家庭の子どもたちが、しっかりと栄養をとって、元気に成長することができるようになります。
月3,000円の支援で
子どもたち37人に、暴力や子どもの権利に関する研修を行うことができます。
子ども自身が、暴力、性搾取、違法ドラッグなどから、自分の身を守ることができるようになります。
月5,000円の支援で
文房具などの学用品セットを25人の子どもに届けることができます。
子どもたちが学校を辞めて働きに出たりせずに、継続的に学校に通うことができるようになります。
※1年間ご寄付いただいた場合に届けることができる支援の例です。
※これらの支援は、ボイス・サポーターの皆さまのご寄付とその他のご寄付をあわせて実施します。
※今後、ボイス・サポーターによる支援は、他の地域や国に拡大する可能性があります。その際は、皆さまにお伝えした上で、それらの地域や国の支援にもご寄付を活用させていただきます。
ご寄付の最大約40%が
還付されます!
チャイルド・ファンド・ジャパンは、東京都の認定を受けた認定NPO法人です。
全国にNPO法人は50,000以上ありますが、そのうち認定を受けているのはわずか1,200団体ほどで、約2.5%です。
認定NPO法人であるチャイルド・ファンド・ジャパンへのご寄付は、寄付金控除の対象になります。
最大でご寄付の約40%が所得税から還付され、東京都や杉並区など、住民税の還付も受けることもできる自治体もあります。
寄付額別の還付額
最大還付額
※1. 控除の対象となる寄付金額には上限(総所得金額等の40%)があります。
※2. 寄付金控除額には上限(所得税額の25%相当額)があります。
詳しく確認されたい方は、最寄りの税務署にお問い合わせください。
1日33円からの
ボイス・サポーターになる子ども支援を始めてみませんか?
スタッフの声
「『かわいそう』だけじゃない。
現地の素敵な子どもたちを知ってほしい」
~ボイス・サポーターを立ち上げた私たちの思い~
「開発途上国の子ども」。そう聞いて、あなたがイメージするのはどんな子どもですか?
食べるものがなくやせ細った子どもでしょうか。学校に行けずに働く子どもでしょうか。
私たちスタッフも、支援の必要性をご理解いただくために、そうした「弱者としての子ども」を描くことが少なくありません。
ですが、私たちはそこにいつも「もどかしさ」を感じていました。
現地の子どもたちは、厳しい中でも、笑顔で友達と遊び、夢をもち、力強く日々を生きています。「そんな子どもたちの素敵な側面をもっと伝えたい」。そう感じてきたのです。
ボイス・サポーターは、そんな私たちの思いから生まれた新しい支援のカタチ。
「かわいそうな途上国の子どもと、恵まれた先進国の私たち」という上下関係ではなく、動画などを通して、子どもの素敵な側面に触れながら、「支えあう」支援のカタチです。
あなたもぜひ、ボイス・サポーターになって、一緒に子どもたちを支えてください。
よくあるご質問
毎月いくらから寄付することができますか?
月々1,000円、1,500円、2,000円、3,000円、4,000円、5,000円、10,000円からお選びいただくことができます。お気持ちやご都合に合わせた金額をお選びください。途中で金額を変更することも可能です。
都度の寄付ではなく、継続の寄付のほうがよいのですか?
都度のご寄付も大変ありがたいのですが、継続のご寄付をぜひお願いできればと思っております。
皆さまのご家庭でも、毎月一定の収入があることで、安定した生活ができ、将来の見通しをもった人生設計が可能になると思います。
私たちのような非営利団体の活動も同じです。継続的にご支援くださる方がいらっしゃることで、団体の活動を安定して行うことができ、どんな支援をどのくらいの規模で行えるか、中長期的な見通しをもって活動することができます。子どもたちや家族、地域を中長期的な視点で支えることが、子どもたちを取り巻く課題を解決するのには、必要不可欠なのです。
ボイス・サポーターの寄付金は、どんなことに使われますか?
フィリピン・マニラ首都圏の都市スラムで生活する、子どもたちの教育支援、暴力などからの保護、保健・衛生支援などに活用いたします。
また、今後この支援活動は、他の地域や国に拡大する可能性もあります。その際は、皆さまにお伝えした上で、それらの地域や国の支援にも活用させていただきます。
領収書(寄付金受領証明書)は発行されますか?
はい。1年間にいただいたご寄付分をまとめて、翌年の1月下旬~2月上旬に領収書をお届けいたします。領収書は、寄付金控除を受ける際の、寄付金受領証明書としてお使いいただけます。
寄付金控除は受けられますか?
はい。チャイルド・ファンド・ジャパンは、東京都の認定を受けた認定NPO法人です。ご寄付は寄附金控除の対象となり、領収書を使って確定申告していただくことで、最大で約40%が所得税から還付されます。
また、東京都や杉並区など、一部の自治体では、住民税(都道府県民税/市区町村税)の控除も受けることができます。
支援を継続できなくなったときや金額を変更したいときはどうすればよいですか?
ご支援の中止や金額のご変更はいつでも可能です。お問い合わせフォーム、メール(inquiry@childfund.or.jp)、お電話(03-3399-8123)等でご連絡いただければ、中止・変更を承ります。再開もいつでも可能です。
最後に
子どもたちの
今と未来を守りたい
このウェブページでは、子どもの「今と未来」を守るという表現を繰り返し使ってきました。その理由を最後にお話させてください。
私たち大人は、「子どもたちは社会の『未来』である」、こういう表現をよく使います。ですが、私たちが守らなければいけないのは、子どもたちの未来だけではありません。子どもたちの、たった一度きりしかない「子ども時代」も含めてではないでしょうか。
今この瞬間にも、学校に行くことを諦めて働きに出る子ども、暴力を受けて体と心に傷を負ってしまう子どもがいます。
そうした子どもたちの「今と未来」を守りたい。私たちチャイルド・ファンド・ジャパンは、そう考えています。
私たちの思いに共感してくださったなら、ぜひ、一緒に子どもたちを守る仲間になっていただきたいと思っています。
あなたのご参加を心よりお待ちしています。
1日33円からスラムで生きる子どもを支援
ボイス・サポーターになる