チャイルド・ファンド・ジャパン

緊急支援

シリア難民の子どもたちへの緊急支援にご協力をお願いいたします。

シリアをめぐる情勢が悪化する中、幼い難民として、厳しい境遇におかれる子どもの数は増加しています。子どもを中心とした支援を行うチャイルド・ファンド・アライアンスは、マケドニアで支援活動を続けるパートナー団体と協働し、緊急支援の実施を決定しました。支援にご協力くださいますよう、心よりお願いいたします。

2011年から続くシリア危機によって、これまでに、800万人以上の子どもたちがシリア国内外への避難を強いられています。チャイルド・ファンドは、難民となった子どもたちと家族を守るため、現地で活動するTerre des hommes(Tdh)*という団体と協働して支援を行うことを決定しました。

Tdhが活動するマケドニアは、ヨーロッパに向かう難民が通過する国です。国境近くに設置されているキャンプに到着する難民の、4人に1人は子どもです。また、親とはぐれ、キャンプに到着した時には1人になってしまっている子どもも少なくありません。

冬を迎え、寒くなるにつれて、難民となった子どもや家族を取り巻く環境は、より厳しいものとなります。チャイルド・ファンドとTdhの支援の中心は次の3つです。

【生活必需品の配布】

日用品や衛生キットなど、生活していくうえで必要となる物資を配布します。特に、今後寒さから身を守るために必要となる、ジャケットや手袋、帽子を含む防寒着を配布します。また、妊婦や乳幼児の母親など、弱い立場にある女性のためのキットも配布します。

【安全な場所の確保】

子どもたちや家族が安らぎ、休息できるよう、24時間利用できるスペースを運営します。悪路を歩き続け、夜中に疲れ果てた状態でキャンプにたどり着く難民も大勢います。このスペースでは健康・医療サービスに加え、こころの傷をいやすためのカウンセリングなども行われます。また、子どもにとっては安心して遊ぶことができる場にもなります。

【情報へのアクセスの確保】

難民として必要となる手続きや、受けられるサービスなどの様々な情報を、随時更新して多国語で発信します。例えば国境をまたいで移動するうえで必要不可欠となる、日々変化する地域の最新情報が記載された地図を配布しています。また、遠く離れてしまった家族や親類とスマートホンなどでコミュニケーションがとれるよう、インターネットに接続できるサービスを提供します。

シリア難民の子どもや家族を支えるため、皆さまからのご支援が必要です。緊急支援にご協力くださいますよう、心よりお願い申しあげます。

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*Terre des hommesは、子どもを対象とした緊急支援に実績のある、スイスに本部をおく団体です。
*チャイルド・ファンド・ジャパンは「認定NPO法人」として認定されており、寄付金控除が可能です。