フィリピンのスタッフが日立教会にお礼に伺いました。
皆さまと集合写真
フィリピンのスタッフが日本基督教団日立教会を訪れ、これまでの支援への感謝の気持ちをお伝えしました。
日立教会はるつ記記念基金委員会を通じて30年以上に渡りフィリピンの子どもたちをご支援くださっています。るつ記記念基金は長く日立教会の牧師を務められた藤崎信牧師のお嬢さん、藤崎るつ記さんの信仰と志を受け継ぐものです。るつ記さんはアジアの貧しい人々の役に立ちたいと、フィリピンの大学で社会福祉の学びを始められたところでしたが、海で溺れかけたフィリピンの友人を助けようとして、2名の友人は助かりましたがるつ記さんご自身は命を落とされました。
るつ記記念基金はるつ記さんの死を無駄にしないよう、フィリピンの子どもたちが教育を受け、地域のために役立つことを目的に立ち上げられました。30年に渡るそのご支援で100人にも及ぶ子どもたちが大学を卒業し、社会で活躍しています。今回来日したメイもその一人で、るつ記記念基金のご支援を受け大学を卒業しました。昨年からチャイルド・ファンド・ジャパンの協力センター48のスタッフとして働いています。
素敵なボードもご用意くださいました
今回日立教会を訪問し、メイはチャイルドとして支援を受ける前からの家族の苦労や、支援を受けて教育を受け、大学まで卒業することができたことを報告し、彼女を助け、励ましてくださった多くの方々への感謝を述べました。
日立教会の皆さまも静かにメイの言葉を受けとめ、彼女や後に続く子どもたちのために祈ってくださいました。また、日立に滞在中、るつ記基金とチャイルド・ファンド・ジャパンにご支援くださっている茨城キリスト教学園へお連れくださったり、教会員の方々との交流会を開いてくださいました。さらに、冬を経験したことのないメイのためにコートや手袋、帽子などを用意してくださり、温かくもてなしてくださいました。
メイは挨拶の最後にこれまでにご支援いただいたチャイルドを代表してお礼を述べ、今後の更なるご支援が続くようにお願いいたしました。日立教会の皆さまも、メイとジョシーの訪問をホームページでご紹介くださいました。