「やってみれば、自分もできるんだ!」~ジェサのストーリー~
9年生のジェサは、「パス・イット・バック~タグラグビーで子どもの成長を支えるプロジェクト~」に選手として参加しています。ジェサはバレーボールの経験はありましたが、ほかの多くの選手たちと同じく、ラグビーについてはほとんど何も知りませんでした。
どうしてパス・イット・バックに参加しようと思ったのでしょう?ジェサは、ラグビーに興味がわいたこと、参加することによってスポーツが上手になると思ったこと、また、プロジェクトで色々な場所に行く機会があると思ったこと、の3つの理由を挙げました。「タグラグビーをやってみて、最初は難しいと感じることもありました。でも、練習するうちにだんだん慣れてきて、今はディフェンス、オフェンスどっちでも楽しいです」。
8月におこなわれた競技大会で、ジェサ(中央)のチームは入賞しメダルとトロフィーを授与されました
自分のチームについては、「とても協力的なチーム」であると話します。「メンバーはみんな、キャプテンの言うことを聞きます。負けそうになっても、最後までベストを尽くすチームです」。ラグビーの価値である「結束」、「尊重」、「情熱」、「規律」の姿勢が見えるチームのようです!
プロジェクトで学んだことが、普段の生活でも、よい変化につながっていることにジェサは気付きました。「『ピア・プレッシャー』という言葉は、パス・イット・バックのセッションで初めて知りましたが、今はそれがどういうことか理解しました。授業を休んでインターネットカフェに行こうと友だちから誘われても、それがピア・プレッシャーだと気付いて、きちんと断ることができます。行動の結果がどうなるか、考えるようになりました」。
競技大会では、チームメイトとともに楽しんでタグラグビーの試合に参加していました(後列右から3番目がジェサ)
ライフスキルのほかにも、ラグビーの価値もジェサの姿勢に影響を与えているようです。5つの価値のなかでは、「規律」と「尊重」から学ぶことが多かったと言います。家では両親の言うことを聞くようになり、また、どんな人でも、あるがままに受け入れようと思うようになったそうです。学校生活では、内気さが少なくなり、課題にも初めから「できない」と思わずに取り組むようになったと言います。
「やってみれば、自分もできるんだ!」。パス・イット・バックで新しいことに挑戦したという経験は、ジェサの自信につながっています。
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