「杉並区民の手でネパールに学校を!」キャンペーン10周年特別懇談会を開催!
「杉並区民の手でネパールに学校を!」キャンペーンでは、書き損じハガキ(未投函のハガキ)や未使用の切手を活用して、ネパールの子どもたちの学ぶ環境を整えています。杉並区の在住外国人数第3位はネパール人(約2,200名)、チャイルド・ファンド・ジャパンも同じ杉並区に事務所があります。チャイルド・ファンド・ジャパンは、活動国の1つでもあるネパールと杉並区をつなぐ架け橋を目指し、2010年よりキャンペーンを開始しました。今までに2,100名以上の杉並区民の方々からハガキや切手が届き、ネパールの支援地域にある6つの学校に新しい校舎や教室を建設しました。
2校目に建設したブメタン小学校 山の中腹にある学校で、1時間以上かけて登校する子どもたちもいます
3校目のゴルマダンダ小学校 新しい校舎は窓もあり、日差しが入る明るい教室になりました
先日、キャンペーン10周年を記念し、3月19日(木)に杉並区役所で特別懇談会を開催しました。懇談会には田中良杉並区長、井出隆安教育長をはじめとした杉並区役所関係者、ジギャン・クマル・タパ氏(ネパール日本研究センター代表)、外務省国際協力局からも佐藤靖民間援助連携室長等が参加しました。懇親会は当団体の福嶋美佐子副理事長による開会挨拶で始まり、続いてキャンペーンご報告の動画を上映し、これまでの経緯と成果をお伝えしました。
キャンペーンご報告の動画
懇談会の中では、田中区長より「ネパールの子どもたちが学ぶ場を得て成長することに関わることができてうれしい。いつか私もネパールに行ってみたい。」と感想を述べられました。また、佐藤室長は「ODAと杉並区が一緒になってネパールの子どもたちのために支援できたことを大変嬉しく思います。地域間の交流がますます活発になることを望み、また外務省がそのサポートをできると嬉しいです。」とおっしゃっていました。
田中区長の話を聞く懇談会参加者
写真撮影の際には、杉並区公式マスコットキャラクターなみすけにも一緒に。会場の場をなごませてくれました。
記念撮影の様子(前列右側より佐藤室長、田中区長、ジギャン・クマル・タパ氏、当団体の福嶋副理事長)
このキャンペーンは、「身近にあるものでできる国際協力」として、子どもたちでも気軽に参加できるため、杉並区小中学校の児童生徒の皆さんにも毎年ご協力いただいています。残念ながら、コロナウィルスの影響で子どもたちの参加は叶いませんでしたが、杉並区民の皆さまからの温かいご支援が、確実にネパール現地に届けられ、区民・行政との協働が実を結んだ10年間であったことをご報告することができました。