フィリピンで子どもの権利の啓発活動を行いました!
フィリピンでは、1989年11月20日に国連総会で子どもの権利条約が採択されたことにちなんで、11月が「子ども月間」と定められています。チャイルド・ファンド・ジャパンでは、この子ども月間に合わせて、フィリピンの支援地域各地で、子どもの権利の啓発活動を行いました。
下の写真は首都マニラに近いカビテ州で行った、啓発パレードの様子 。メッセージを書いたバナーやポスターを持ちながら、子どもたちや保護者、スタッフが地域を回り、子どもの権利について訴えました。パレードのあとには、研修の時間も設け、子どもの権利をはじめ、水と衛生、メンタルヘルス、SNSでやっていいことダメなことなどについて、アクティビティやクイズを通して子どもたちは楽しく学びました。
オーロラ州ではポスター作りを行いました。今年のテーマである「すべての子どもたちの健康、福祉、思いを大切にしよう」というテーマに沿って、思い思いにポスターを作成しました。優秀な作品については、子ども月間を祝う式典の中で表彰されました。
どちらの地域も、支援スタッフが活動をサポートをしていますが、企画・運営には地域の人々も関わっています。特にカビテ州では 、オンラインでの性搾取などの問題に関して積極的に取り組んでいる子どもと青少年の組織があり、活発に啓発活動を行っています。下の写真は、そのメンバーたちが行っている定期会議の様子。このときは、子ども月間でどのような活動を行うのかを議論し 、様々な企画を考えて、実際に実施していきました。
フィリピンでは、コロナ禍で対面授業が2年以上休止になるなど、子どもたちの教育を受ける権利が大きく損なわれました。また、子どもへの暴力やオンラインでの性搾取なども大きな課題です。チャイルド・ファンド・ジャパンでは、今後も今回のような啓発活動を続け、子どもたちの権利がしっかりと守られる地域をつくっていきます。