チャイルド・ファンド・ジャパン

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子ども・ユースとともに、グルーミングの啓発動画づくりを行います

チャイルド・ファンドでは、アライアンス全体で、子どもへのオンライン性搾取をなくす取り組みを進めています。チャイルド・ファンド・ジャパンでも、これまでに、オンラインでの署名運動を行って、政府に提出したり、海外の専門家を招いてのシンポジウムを開催したりと、様々な取り組みを行ってきました。

署名を提出したときの様子

昨今日本においても、子どもへの性搾取が人々の関心を集め、今年6月には、刑法が一部改正され、グルーミング(性的な目的のために子どもに近づき信頼を得ること)を罰する規程が盛り込まれました。しかし、法律の制定だけでは必ずしも十分ではなく、当事者となりうる子どもたち自身が、グルーミングという犯罪があること、被害にあわないための行動などについて理解することが何よりも大切です。

チャイルド・ファンド・ジャパンでは、10月より、グルーミングについて子どもたちに伝える啓発動画づくりをスタートします。プロジェクトには大学生を中心とした子ども・ユースに参加してもらい、若い世代の視点を取り入れながら、効果的な動画づくりを行っていきます。

プロジェクトの1回目のワークショップを10月29日に行い、まず、動画の内容について話し合います。その後は、動画の制作会社と連携して実際に動画を作成し、配信、効果測定などを行っていく予定です。

プロジェクトを通して、子ども・ユース自身の力で、グルーミングについて広く浸透させ、子どもたちを性搾取から守ります。

なお、このプロジェクトは、若者のリーダーシップ育成に実績のある日本YWCA、性搾取・性暴力に関する啓発動画と相談業務の実績のあるゾエ・ジャパンと協力して行います。また、このプロジェクトは、特定非営利活動法人日本NPOセンターの「安心安全なデジタル環境づくり助成プログラム」の助成を受けて実施します。