学びのフレンドリースペースで、料理教室を開催しました!
チャイルド・ファンド・ジャパンが実施している、外国にルーツをもつ子どもたちの補習教室「学びのフレンドリースペース」で、12月20日に、料理教室を行いました。生徒、生徒の保護者、ボランティア、外部からの来客を含め24名の参加者でにぎやかな会になりました。
この料理教室は、補習教室に通う子どもの出身地である、エルサルバドルの料理を食べてみたいという要望から実現した企画で、子どものご両親の協力のもと、本場の「ププサ」という料理を作りました。豚肉と豆のペースト、チーズを米粉の生地で包んで焼く「おやき」に似た料理です。大麦で作られたエルサルバドルで定番の飲み物「オルチャ―タ」も試飲しました。どちらも日本ではあまり見かけない珍しいものですが、とてもおいしく、みんなで舌鼓を打ちました。
日本料理も体験してもらおうと用意したのは、手巻き寿司です。初めて納豆を食べた外国にルーツのある子どもや保護者の方は、新しい味を体験して盛り上がりました。
今回の料理教室は、調理を通して実践的な日本語に触れる機会になるだけでなく、日ごろ教える立場のボランティアの先生たちが、逆に子どもたちから出身国について教えてもらうやり取りができたことや、子どもの保護者にも参加してもらえたことで、教室で子どもたちがどんな風に先生と関わりながら学んでいるかを見てもらう参観日のような企画になり、今年の活動の締めくくりとして楽しいイベントになりました。
チャイルド・ファンド・ジャパンでは、外国にルーツをもつ子どもたちが日本語を学ぶだけでなく、日本で生活する中で直面する文化や習慣の違いについても知ることができる体験を提供しています。このようなイベントを通して、より一層子どもたちとの絆を深め、家庭以外にも、安心して相談事もできるような居場所となることを目指して日々活動しています。