ネパールで学校の校舎建設、子どもにやさしい学校づくりを進めています
ネパールで行っている「少数民族などの子どもの未来を開く 子どもにやさしい学校づくりプロジェクト」。地震に強い校舎の建設と、「子どもにやさしい学校」を目指した教育の質向上の支援を行っています。
現在、第2期となるプロジェクトが進行中。2階建て4教室の校舎の建設を進めています。校舎を支えるコンクリートの基礎や柱はすでに完成し、現在、壁や階段などの作業が進行中です。れんがや石こうの壁ができあがりつつあり、校舎・教室らしい形がだんだんと見えてきました。
教育の質向上の支援も進行中です。こちらの写真は、「子どもにやさしい学校づくり」の研修の様子。3日間にわたって行われた研修には、4つの学校の先生、学校運営委員会のメンバー、PTAメンバー40人が参加しました。地元自治体の首長などもオブザーバーとして参加し、「私たちの自治体では、『子どもにやさしい自治体』を目指しており、この研修はその方針にもとても役立つものです。」と研修に期待を寄せてくれました。
研修では、「子どもにやさしい学校」をつくるために様々なことを学びました。最後には、各学校の具体的なアクションプランを作成するとともに、「子どもにやさしい学校」がどの程度実現しているかを測るための「指標」も作成。今後は、地元自治体の担当者と連携しながら、指標にもとづいて各学校の取り組み状況をモニタリングしていく予定です。
プロジェクトでは、子どもの学習環境を改善するための教材ワークショップも実施。先生だけでなく子どもたちも参加し、画用紙など、低コストでつくれる教材の作り方を学び、実際に作成しました。
ワークショップに参加した学校の教頭先生からは、「ワークショップで学んだ教材によって、子どもたちは勉強しやすくなり、記憶の定着にも役立つと思います。子どもたちの学習意欲を高めることにも貢献すると期待しています。」と喜びの声をもらいました。
チャイルド・ファンド・ジャパンでは、来年春のプロジェクト完了に向けて、引き続き、校舎建設、教育の質向上の支援を行っていきます。