チャイルド・ファンド・ジャパン

緊急支援

【パレスチナ・ガザ緊急支援】戦闘開始から9カ月が経過しました

2023年10月7日の戦闘開始から9ヵ月が経過しました。パレスチナ保健省によると、ガザ地区において、現在までに、およそ37,000人以上の人々が命を落とし、87,000人以上が負傷したといいます。食糧不足も深刻化し、10人中9人の子どもが、成長のために必要な食事をとれていません。

今も大勢の人が避難を余儀なくされている

5月には、ラファにおいて大規模な地上攻撃が開始され、支援物資の搬入が大幅に妨げられてしまいました。2023年10月の戦闘開始以前は、一日平均500台のトラックが必要な物資を届けていましたが、現在では一日に数十台と非常に限られています。

こうした事態は、人々の生活に甚大な影響を及ぼしています。報告によれば、一部のガザ市民は最低基準摂取量のわずか3%の水で生き延びているともされています。

水が不足する中、安全な水の支援のニーズは極めて高い

チャイルド・ファンドは、このような危機的な状況をふまえて、引き続き、子どもたちや家族への支援活動を続けています。現在は以下のような支援を届けています。

  • 安全な水の支援を続けています。これまでに6500万リットル以上の水を届けてきました。
  • 簡易トイレを2000台以上設置し、追加で約1000台の設置を進めています。
  • 生理用品、赤ちゃん用のおむつ、洗濯用品、障がいがある人やお年寄り向けのおむつなど、衛生用品を63万個支給してきました。
  • 衛生環境を保ち、感染症を予防するため、避難所となっている12の学校と3つの大型病院で、清掃、ゴミの回収・廃棄の支援活動を続けています。
衛生についての啓発も行っている

チャイルド・ファンドは、どのような状況下であっても、ひとりでも多くの子どもたちとその家族を守るため、引き続き、支援活動を行っていきます。今後の戦闘の状況にあわせ、停戦合意がなされない場合、一時的な停戦がなされた場合、継続的な停戦が実現した場合など、状況に応じて必要な支援を届けていきます。

皆さまのご支援が現地での大きな力となります。引き続きのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。