みんなで守る 子どもの権利プロジェクト
フィリピンで行っている「みんなで守る 子どもの権利プロジェクト」。このプロジェクトでは、子どもたちが権利について深く理解するために子どもの権利について学ぶワークショップを行ったり、子どもたち自身が啓発活動を企画したりしてきました。保護者や地域の大人たちに向けても、子どもの権利や暴力防止の大切さを伝えるための講習を実施。また、昨年度は、幼児教育施設の支援を通して、教育の権利を守る活動を行いました。

こうした活動の中でも特に大切にしてきたのが、「子ども自身が声を上げ、仲間と協力しながら行動することの大切さ」です。子どもたちが自分たちの未来について考え、話し合い、実際に地域に働きかける力を育てるため、「子ども会議」と呼ばれる活動も行ってきました。コロナ禍で一時中断していましたが、2025年度、この「子ども会議」を再開します。

子ども会議は、フィリピンの8つの支援地域から、子どもたちの代表が一同に会して行うプログラム。各支援地域から2名ずつ、子ども代表が選出されて参加します。
今回のテーマは「リーダーシップと参加」。子どもたちが自分の意見をしっかりと伝え、仲間と協力しながら行動するための力を身につけることを目指します。子どもたちは、権利についての理解を深めるだけでなく、自信や自己認識を高め、自分たちの地域に戻ったときに、子どもの権利を広めていくリーダーとなっていきます。
プログラムでは、体を動かすゲームやグループでの話し合い、ロールプレイなど、楽しく学べる工夫を盛り込む予定。子どもたち自身が企画をリードする時間もあり、実践的なリーダーシップを体験します。

チャイルド・ファンド・ジャパンの支援の目的の一つは、「地域の自立」です。子ども会議は、その自立を促す取り組みの一つ。チャイルド・ファンド・ジャパンが支援を終えても、子どもリーダーを中心に、持続的に、地域が子どもの権利を守っていけるようにしていきます。
子どもたち自身が成長し、そして、地域の未来を担うリーダーとなれるように。皆さまのあたたかいご支援を、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、本プロジェクトをご支援いただき、
子どもたちの未来を支えてくださいますよう、お願いいたします。
*チャイルド・ファンド・ジャパンは「認定NPO法人」として認定されており、寄付金控除が可能です。
みんなで守る 子どもの権利プロジェクト
事業概要 | 子どもを中心に、保護者や地域住民、行政など地域全体で、教育、衛生、暴力からの子どもの保護など、子どもの権利が守られる地域をつくるプロジェクトです。2025年度は、各支援地域の子ども代表が集まって議論する「子ども会議」を開催します。 |
支援対象 | フィリピンの各支援地域の子どもたち |
協力団体 | チャイルド・ファンド・ジャパンの支援地域の協力団体 |