子どもたちの成長を守る家庭菜園
世界で新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が続くなか、支援地域では食糧の確保や収入の維持が差し迫った課題となっています。ロックダウンの影響によって親が働き口を失い、家族が食事も満足に取れない状況は、子どもたちの健やかな成長をおびやかします。家族がストレスを抱えるなか、子どもたちは虐待やDVなどの危害も受けやすくなります。
フィリピンでは、外出制限が緩和された支援地域でも、移動の足となるバスやジプニー(乗合タクシー)などでは感染防止のために乗客が制限され、採算が合わず運賃が高騰するケースも見られます。人々が食糧を買い求めるのも、依然として難しい状況が続いています。
現在、チャイルド・ファンド・ジャパンは、政府の貧困層への食糧支援が十分でない支援地域で、食糧の配布を行っています。一方で、家計を少しでも補うために、自分たちで育てた菜園の収穫を、日々の糧にあてたり、外で販売している家族もいます。子どもたちも菜園の手入れをお手伝いします。フィリピンでの事業活動では、家庭菜園は「FAITH Garden」と呼ばれ、「FAITH 」とは「 Food Always In The House」の意味です。
菜園の手入れを手伝う子どもたち
ヘチマの収穫
チャイルド・ファンド・ジャパンでは、子どもの健全な成長と地域の自立を目指し、事業活動の一環として、家庭菜園の普及をこれまでも実施してきました。このような従来からの取り組みが、この危機的な状況において、食糧確保や収入維持に活かされている事例です。
チャイルド・ファンド・ジャパンは、新型コロナウイルス緊急支援のための募金を受け付けています。皆さまからのご協力を、心よりお願い申しあげます。
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