チャイルド・ファンド・ジャパン

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外国にルーツをもつ子ども支援プロジェクト

外国にルーツをもつ子どもたちが直面する様々な困難

「学校で配布されるプリントや、宿題の日本語が分からない」
「友だちや先生と日本語で会話したいけど、どうやって勉強したらいいか分からない」
日本に暮らす外国にルーツをもつ子どもたちは、多くの不安や困難を抱えています。

子どもたちが直面する課題は、日本語という言葉の壁だけではありません。「日本の季節の行事にとまどうことがある」と、文化に慣れることの難しさを訴える子どももいます。

本来であれば、学校でたくさんのことを学び、友だちと楽しく遊ぶことができるはずの子どもたちですが、言葉や文化の壁が、その機会を奪っています。学校になじむことができず、不登校になってしまうことすらあるのです。

子どもたちの学びや生活を守るために

学習サポーターと学ぶ子どもたち

人口減少の続く日本において、外国の方々は日本の経済、社会を支える存在でもあります。チャイルド・ファンド・ジャパンは、ミッションとして「生かし生かされる国際協力」を掲げており、お互いに支えあう、そうした活動の在り方を大切にしています。また、「すべての子どもに開かれた未来を」というビジョンにも立ち返り、外国にルーツをもつ子どもたちもその権利が守られるべきと考え、2023年4月よりこうした子どもたちの支援を開始しています。

現在、その活動の中心となっているのは、補習教室「学びのフレンドリースペース」です。日本語教育を専門とする方などの学習サポーターが、子どもたち一人ひとりのニーズに添って、丁寧に日本語を教えています。ミニ夏祭りなど、日本の文化やルールについて体験する機会も設けています。

参加する子どもたちは、
「学校ではなかなか聞けない細かい疑問を1対1で教えてくれるから助かる」
「アクティビティで、身振り手振りを交えながら楽しく学べるから、すぐに頭に入る」
と話してくれています。真剣に、そして楽しく、日本語や日本文化を学んでいます。

お買い物ゲームで使うおもちゃのお金を用意する学習サポーター

「この補習教室で、日本語が完璧になることはないかもしれないけれど、ここで少しでも自信を付けてもらえたらと思います。そして、『日本に来てよかった』そう思ってもらいたいです。」
学習サポーターは、そんな思いを語ってくれました。

—「学びのフレンドリースペース」という名前に込めた私たちの思い—
チャイルド・ファンド・ジャパンは、これまでにも、災害時の避難所などで、子どもが安心・安全に過ごせる居場所「Child Friendly Space」を運営してきました。「この補習教室も、言葉を学ぶだけではなく、子どもたちの心の面での支えにもなる居場所にしたい。」そうした思いがこの名前に込められています。

子どもたちを支え続けるために

今後ますます外国にルーツをもつ子どもたちが増えることが予想される中、子どもたちを支え続けていくためには、皆さまのお力が必要です。

皆さまからいただくご寄付は、フレンドリースペースの運営費や教材費、日本文化を学ぶためのイベント開催費などに、大切に活用いたします。また、外国にルーツをもつ子どもたちの権利が地域社会全体で守られるよう、地域の関連団体とのネットワークづくり、調査研究、多文化共生イベントへの参加なども行っていく予定です。

開催したミニ夏祭りで、浴衣を体験した子ども

「将来は日本の大学で学びたい」
「言葉だけでなく日本の文化も学んで、もっと日本の人とコミュニケーションできるようになりたい」
そう話す子どもたち。

皆さんも一緒に、日本に暮らす外国にルーツのある子どもたちの夢を応援しませんか。

このプロジェクトに寄付する

*チャイルド・ファンド・ジャパンは「認定NPO法人」として認定されており、寄付金控除が可能です。

外国にルーツをもつ子どもたち支援プロジェクト

事業概要 外国にルーツをもつ子どもたちの権利が守られ、安心、安全に暮らすことのできる環境をつくります。補習教室「学びのフレンドリースペース」の運営をはじめ、関連団体とのネットワークづくりや多文化共生イベントの開催などを行います。
支援対象 杉並区を中心とした、日本に暮らす外国にルーツをもつ子どもたちやその家族