フィリピン台風27号 緊急支援実施報告
学用品を受け取った子どもたち
2017年12月22日に台風27号がフィリピン南部のミンダナオ島に上陸し、チャイルド・ファンド・ジャパンの支援地域では、協力センター48(カガヤンデオロ市)が影響を受けました。チャイルドと家族に人的被害はなかったものの、洪水による家屋や学校への浸水被害がありました。
チャイルド・ファンド・ジャパンは緊急支援の実施を決定し、特に深刻な被害を受けた65世帯に飲料水用の容器、食器セット、調理なべを、また、小学校とハイスクールに通うチャイルドとそのきょうだい全員に通学カバンと学用品セットを配布しました。現在は学校も再開されており、チャイルドたちは通常の生活に戻っています。
配布する食器セットの準備
また、センターを運営するセイビア大学でカウンセリングを学ぶ学生によって、子どもたちのこころのケアのための活動が行われました。センターのスタッフたちはトラウマによる心身の反応が子どもたちに出ていないか、引き続き見守っています。
一世帯につき2つの飲料水用タンクを配布しました
支援を受けたチャイルドの家族からは、「調理器具や学用品の支援があったおかげで、それらを探す時間やお金を家の修理などに回すことができた」など、感謝の言葉が聞かれました。