最終回:未来に向かって
3月に入り、チャイルドたちは学年末を迎えています。進級に向けての試験も控えているため、チャイルドたちは一生けんめい勉強している時期ですが、郷ひろみさんの学生時代はいかがでしたでしょうか?
高校に入学してすぐに芸能界へデビューしたため、芸能活動と学業の両立が難しかったことを覚えています。テストの時期が大変で、家庭教師がついていた時期もありました。小さい頃から読書が好きだったので、本が自分の「師」ですね。学校で過ごす時間は限られていましたが、移動中などに読む本から学ぶことはたくさんありました。今でも本を読むときは、そばにノートを置き、心に残る言葉や自分でも使ってみたい言葉があると、書き留めるようにしています。将来については進学するのか、「郷ひろみ」としての道を選ぶのか、迷っていた時期もありました。家族で話し合いを重ね、「郷ひろみ」としてチャレンジしていく覚悟を決めたことを今でも覚えています。 チャイルドたちも進級を控え、次の目標や自分の夢を改めて考える時期なのではないでしょうか?チャイルドたちの将来の夢では何が人気なのでしょうね?
チャイルドたちの将来の夢で多いのは、学校の先生、医師や看護師です。
身近にいる尊敬する人の職業が人気のようですね。ぼくが支援するチャイルド、アリアナちゃんの夢は「キャビンアテンダント」、サイジルくんの夢は「平和を守る仕事に就く」でした。ぼくが2人と同じぐらいの年齢の頃は「野球選手になりたい」と考えていた時もありましたが、今思うと、将来についてはまだぼんやりとしか考えていなかったと思います。2人の方がよっぽどしっかりしていますね。(笑)これから未来を切り開いていくチャイルドたちの成長が本当に楽しみです。
さて、今回をもって連載は最終回となりますが、いかがでしたでしょうか?
昨年よりチャイルド・ファンド・ジャパンのスポンサーシップ・プログラムに参加し、フィリピンの2名の子どもたちの「里親」(スポンサー)になりました。これまでにも寄付やボランティアは行ってきましたが、子どもたちと手紙を通して交流することは初めてでしたので、ドキドキしながらのスタートでした。もうすく支援を開始してから1年が経ちますが、子どもたちから届いた手紙や写真を時々見返しては「どうしているかな?」と考えたりしています。 チャイルド・ファンド・ジャパンの支援は「子どもの成長を見守る」支援です。ぼくは遠く離れた日本から応援することしかできませんが、支援が確実に届いている様子がわかります。インタビュー連載は今回で最後となりますが、引き続きチャイルド2名の「里親」(スポンサー)として、チャイルド・ファンド・ジャパンをサポートし、「支援の輪」が広がるお手伝いができたら、と思っています。今までの記事を読んで「私も支援してみよう」と思ってくださる方がいらっしゃれば嬉しいです。