コロナ禍において、ご自身やご家族の生活に変化があったこと、または体験したことなどはありましたか?
これまでの人生の中では、自己実現を最優先として仕事に軸足をおいていたけれど、コロナによる自粛期間を通して、家庭があってこその仕事だという認識になり、子育てや家事をするのにも、仕事を言い訳にしない心構えに変わりました。
家庭があってこその仕事だという思いを持ったことで、仕事の在り方や、私生活の過ごし方など色々な価値観が大きく変わった期間でした。
世界に向けて、これから私たちに何ができるでしょうか?
日本の生活習慣や衛生管理は、私たちからすれば比較的当たり前になっていることですが、海外に日本の技術や概念を定着させることは、コロナの感染予防という観点から見ても意味のあることだと思います。
コロナ以外だと、ボーダーレスな真の国際化をいち早く実現させられる国になることが日本の私たちが世界に向けてできることではないでしょうか。
近年は、日本も不足する労働力を補うため、積極的に海外の方々を受け入れる制度ができ、海外から日本へ働きに来る方が増えています。
日本の技術を学ぶために来る方ももちろんいますが、中には日本で暮らすことを前提に来日する方も多いのですが、まだまだ偏見があったり、適切な労働環境を提供できていないため、孤立してしまっている方が多いと聞きます。
こうした方々が気持ちよく働けるような環境を整え、ボーダーレスな国家としてのいい例になれるような取り組みをしていくことが、ゆくゆくは世界の子供たちにむけてもプラスになると信じています。
世界の子どもたちにメッセージをお願いします。
今はつらいこと、厳しい状況下にあるかもしれないですが、夢と希望を持ち続ければ必ずチャンスと幸せな瞬間が訪れると思います。
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感染による命と健康の危機
未知の感染症に対する正しい知識と予防法が⼗分に伝わらず、衛⽣設備も不⼗分な環境にある⼦どもたちは、通常よりも⾼い感染のリスクにさらされています。
医療体制も⼗分とは⾔えず、万⼀感染した場合の重篤化のリスクも⾼い状況にあります。 -
⾷糧難
家族が病気になったり、生計手段が途絶えたりすれば、家庭の収⼊源を失うことにもなります。また、ロックダウン時の外出制限によって、⾷糧を調達することが困難になるケースもあります。
そうなると、⾷糧や⽣活必需品を購⼊できなくなり、⼦どもの健康と成⻑が損なわれてしまいます。 -
虐待・DV、早期結婚
感染拡⼤によりストレスを抱える⼈たちが増えると、虐待とDV のリスクも⾼まり、⼦どもたちの成⻑に深刻な悪影響をもたらすことにもなります。
さらに、休校によって学習機会を⼀度奪われた⼦どもたちは、学校に戻りにくくなり、児童労働や早期(児童)結婚をさせられることにもなります。 -
教育機会の損失
ロックダウンにともなう休校により、⼦どもたちは学校での対⾯授業を受ける機会を失ってしまいます。⽀援地域においては、インターネット環境などは不⼗分であり、オンラインでの授業を受けられるのはごく⼀部です。
また、家庭学習をするための机がなかったり、親が⼦どもの学習を⾒られるだけの知識をもっていなかったりする場合もあります。
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感染症対策
- 症状や衛生習慣、検査・診療場所についての啓発活動
- マスク、消毒剤、⾮接触型体温計などの衛⽣キット配布ほか
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食糧支援
- 食糧・生活必需品の配布
- 購入のための現金支給など
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子どもの保護
- ⼦どもの保護のための連絡ネットワークづくり
- オンラインカウンセリングの実施、ストレスに対処する⽅法を学ぶワークショップの開催など
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教育支援
- ⾃宅学習キットの配布
- 家庭学習⽤の机、いすの配布
- ⼦どもの家庭学習を⾒る親に対するサポートほか
皆さまからのご協力を、
心よりお願い申しあげます。
*「新型コロナウイルス緊急支援」の欄に
金額をご入力ください。
⽀援してくださった⽅の声
このパンデミックが一日でも早く収まり、アジアの子どもたちに健やかな未来が来るよう、役立てて頂きたいと思います。
(長谷川啓子さま)