世界で新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が続いています。
感染拡大を抑えるために、多くの国々で学校や企業が休みになり、
公共のイベントが中止され、
人々は食糧や薬などの生活必需品を購入する場合を除き、
外出を控え家に居ることを要請されています。
社会的、経済的に大きな負担を強いられ、
特に弱い立場にある人々が健康や生活のリスクに晒されています。
この感染症の蔓延により、子どもたちが特に厳しい状況に置かれています。
子どもたちは学校に行けず、家族の病気は家の負担になり、
食糧は手に入りにくくなってきています。
子どもたちは身近に起こっている急激な変化に戸惑い、恐怖を感じています。
収入や食料が保証されず、家族はストレスを抱えるなか、
子どもたちは危害を受けやすく、保護が十分ではありません。
チャイルド・ファンド・ジャパンとは

チャイルド・ファンドは、子どもへの支援に取り組む 11の団体からなる国際的なネットワークです。
チャイルド・ファンド・ジャパンも加盟し、連携しながら子どもたちへの支援活動をおこなっています。
コロナに負けない!世界の子どもたちに、今できること。
チャイルド・ファンドは、世界60ヵ国以上で暮らす630万人の子どもたちとその家族に支援を届けるために、5,600万ドル(約56億円)相当の新型コロナウイルス(COVID-19)対応策をまとめました。新型コロナウイルスの感染拡大は、弱い立場にある途上国の多くの子どもたちに、長く影響を及ぼします。この対応策では、子どもたちの切迫している課題である、健康、食糧、子どもの保護、教育について優先して支援活動をおこないます。

この活動を応援してくれる著名人の方たちのメッセージ
コロナが引き起こす子どもたちへの脅威
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虐待・DV、早期結婚
感染拡大によりストレスを抱える人たちが増えると、虐待とDV のリスクも高まり、子どもたちの成長に深刻な悪影響をもたらすことにもなります。
さらには、休校によって学習機会を一度奪われた子どもたちは、授業に戻りにくくなり、むしろ児童労働や早期(児童)結婚をさせられることにもなります。 -
食糧難の脅威
家族が病気になったり、生計手段が途絶えれば、家庭の収入源を失うことにもなります。そうなると、食糧や生活必需品を購入できなくなり、子どもの健康と成長が損なわれてしまいます。
子どもたちとその家族を支援する4つの分野
この危機に瀕した子どもたちとその家族を支援するために
4つの分野で活動しています。
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❶ 健康(感染症対策)
- 症状や衛生習慣、検査・診療場所についての啓発活動
- 石鹸・手袋・マスクなどの衛生キット配布ほか
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❷ 食糧
- 食糧・生活必需品の配布や購入のための現金支給など
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❸ 子どもの保護
- 地域の子ども保護制度へのサポート
- ストレスを抱える子どものための一時避難所へのサポートほか
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❹ 教育
- オンラインやラジオによる学習機会の提供
- 自宅学習キットの配布ほか




