子どもたちが企画した「私たちの健康を守る手洗いプロジェクト」
フィリピンの支援プロジェクト「みんなで守る子どもの権利プロジェクト」では、現在、「水と衛生」をテーマに活動をおこなっています。健康を守るうえで欠かせない水を大切にし、衛生面に気をつけた生活習慣について学びます。
支援地域の一つ、ミンダナオ島南コタバト州の事業地(センター34)には、子どもたちが企画から関わった「私たちの健康を守る手洗いプロジェクト」があります。手洗いの大切さを歌と踊りで紹介したり、正しい手洗いの方法を説明するポスターを制作し、学校の教室や手洗い場に貼り、正しい手洗いの習慣を促進する活動をおこなうなど、子どもたちがアイディアを出し合って活動します。この活動を通して、正しい手洗いの方法を学んだ小学生や家族などの関係者数は、14,000人にのぼります。
子どもたちが作った正しい手の洗い方のポスター
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が拡大しているなか、従来からの取り組みが、感染予防にも活かされている事例です。
正しい手洗いの大切さを歌で紹介
企画する段階から活動に参加する子どもたちは、話し合いの進め方やリーダー、書記などの役割について学びます。活動を通してお互いを信頼し、話し合いによって物事を解決する力が育まれ、学校生活や家族関係を支える力にもつながります。